2024年12月4日水曜日

「われらが古本大学」


 「われらが古本大学」


なにわ塾第27巻 われらが古本大学 (対話講座なにわ塾叢書)

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えっと・・・、

今年の初投稿が12月になってしまいましたが、

今年も元気でした😆😌

読んでいました👀😊


読むペースは遅かったですが、

相変わらず、

自伝や伝記を中心に読んでおりました😌


そのなかで、特に印象的で、

どうしても今年中にブログに書いて、

記録に残しておきたいな、と思ったのが

こちらの

「われらが古本大学」




すみません・・・、今まで知らなかったんです。

天牛書店さん。

有名な古本屋さんなんですね🙇


この天牛書店さんに出会ったのは

Amazonでのお買い物でした。


実は10年以上、

「欲しいなぁ~」と思っていた本がありまして。


定期的に思い出しては、検索していたんですが、

「ちょっと高いなぁ😓」と思って、

どうしても踏ん切りがつかず、

いつも「また今度」って思っていたんです。


こちらの本↓



Lefkara Lace Embroidery: Historical Development - Designs - Technique

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キプロス島のレフカラ村で作られている

レフカラレースに関する本です。


レフカラレースは500年以上も母から娘へと

伝えられてきた、村の伝統刺繍です。

この刺繍の起源は、15世紀~16世紀と言われています。

当時、この地を支配していたのはヴェネチア。

保養地として人気があり、

レフカラ村に訪れたヴェネチアの貴族から

刺繍の技法やデザインを取り入れたそうです。

ヴェネチアからの影響と、

古代ギリシャやビザンチンを連想させる幾何学模様が、

絶妙に融合された大変美しい刺繍です。


レオナルド・ダ・ヴィンチも、

この村を訪れた際、レフカラレースに魅了され、

ミラノ大聖堂の祭壇布として、

大きなレフカラレースのテーブルクロスを

持ち帰ったそうです。


「最後の晩餐」に描かれたテーブルクロスも、

レフカラレースだと言われています。


2009年にはユネスコ無形文化遺産に登録されました。


そんなレフカラレースに憧れて、

この本が欲しいと思っていたんです。


で、なぜ今回は購入したかというと、

Netflixでキプロスが舞台の映画を見たのが始まりです😁


「ファインド・ミー・フォーリング」



この映画、キプロスを舞台とした

大人のラブコメって感じなんですが、

なんと!

ハリー・コニックJr!

      

え??

ラッセル・クロウ??😵

                                    


わたしの記憶の中では、

このハリー・コニックJrで止まっていたので、

びっくりです!



ハリー・コニックJrについて、

夫と「懐かしいねぇ」と盛り上がっていたところ、

それを聞いていた高校生の娘が、

若いころのハリー・コニックJrより

今のハリー・コニックJrの方が

カッコいいって、ボソっと言ったんです😎


(普段はあまり、誰がカッコいいとかって

言わないタイプの娘が、

今のハリー・コニックJrがかっこいいと言ったのが

結構意外でびっくりしました。

娘はイケオジが好みなのかしら?💓)


と、ハリー・コニックJrに

驚きつつ、


あ~、キプロス、キレイだなぁ!

キプロスと言えばレフカラレース!

あのレフカラレースの本、見たいなぁ!

と思い出したんです。


そして検索したところ、

いつもチェックしていた手芸屋さんでは

売り切れで・・・。

焦る💦


色々探していたら、

結局Amazonにありました😆



で、

またまた話はそれちゃうんですが、

少し前に、

素敵なアンティークのネックレスを

見つけたんです💖

でも迷っているうちに買い逃しちゃって😭

それがかなり悔しかったんですよね💨

しばらくの間、そのことで頭がいっぱいで、

家族にも、買っておけばよかったのに、と

言われ、ますます落ち込みました😥


その直後だったので、

やっぱり欲しいものは、

ちゃんと即決しよう!

と思い、

今回はAmazonで即決!

ポチッ😊


その後、すぐに本が到着したんですが、

いつもAmazonで購入した本が届くときと、

何かちょっと雰囲気が違ったんですよね、

箱の感じから。


ドキドキしながら箱を開けてみると、

包装紙で包まれてる~💘




なんかジーンときちゃいました😌


自分でポチっとしたんですけど、

プレゼントが届いたみたいで💓


ん??

もしかして、初めてかも??


包装された本のプレゼントって、

もらったことないかも~!!!


今まで、

家族や友達から

本をもらうことはあっても、

包装されていたことはなかったかも。


自分で買う時は、カバーをしてもらうか、

袋に入れてもらっているし。


学生の頃、

本屋さんのアルバイトで、

絵本を数回包装したことはあるのですが、

うん、

やっぱり自分がもらったことはない!


初めてですっ!!

嬉しいっ💃💖


しかも、レフカラレースの本もすごくいい~!

ステッチがよくわかる写真がたくさんあります。

わたしは、

このようなステッチは、できないのですが、

何時間でも眺めていたいような、

ため息のでるような美しさ。

針と糸だけで、

こんなに美しいものが生まれるんだなぁ💓














この刺繍している雰囲気も

村の様子も、

すごくいいですよね~。






こんなふうに手元に届いたこの本とは、

きっと何か縁があるに違いない!

と、思っています。



本には栞も入っていました。



普段は、Amazonで購入した本の

発送元をじっくり見ることはないのですが、

今回は、どうしても気になって、

天牛書店さんってどんな本屋さんなんだろうと

すごく興味を持ちました。


オンラインショップを見たのですが、

老舗の古本屋さんと知り、

あ~、そうだったのかぁ、と。

天牛書店さん


そして、

創業者の天牛新一郎さんの本があることを知り、

さっそく読んでみました。



天牛さんが94歳の時、

大阪府立文化センターで行われた、

「なにわ塾」での講話をもとに、

書かれた本です。

昭和61年の講話です!


生い立ちから、

15歳で露天の古本屋を始めた経緯、

その後の発展と、

戦災での店舗焼失、

そして復活。


八十年にわたって続けてこられた

天牛書店についての歴史を、

5回に渡って、お話されています。

コーディネーターの肥田先生との

会話形式なので、

その会場で、直接天牛さんのお話を

聞いているような感じで、

あっという間に読みました。







「・・・十銭に買うてもうた本は一割引きの九銭でちょうだいする、それを実行いたしました。それが非常にお客さんのお気に入ったとみえまして、どんどんとはやるようになりまして・・・」

と、高く買って安く売るを一生懸命に実行され、

「天牛に行けば何でもある」といわれた、

大阪一の本屋さん。


織田作之助の『夫婦善哉』に天牛書店の名が出たり、

若き日の長谷川幸延は、「われらが古本大学」と呼び

通い詰めていたそうで、

この本の「われらが古本大学」という題名は、

長谷川幸延からきているんですね。


長谷川幸延に限らず、多くの人が、

この天牛書店の本で学び、またその本を

買ってもらうことで、次の本を買うお金ができる。

良い本も人も集まったんだろうなぁ。


94年の生涯を振り返っているのですが、

人名、年代、出来事がスラスラと出てきて、

すごい記憶力なんだなぁと、

驚きました!


天牛さんの人生でもあり、

戦前からの大阪の古書業界の

歴史書でもあります。


天牛さんが創業してから、

すでに100年以上が経つわけですが、

このような伝説の本屋さんから、

ずっと欲しかった本を

購入できたことが、

今年一番のラッキーな出来事でした😍

大阪のお店にも行ってみたいです!!

























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