「われらが古本大学」
![]() |
なにわ塾第27巻 われらが古本大学 (対話講座なにわ塾叢書) 新品価格 |
今年の初投稿が12月になってしまいましたが、
今年も元気でした😆😌
読んでいました👀😊
読むペースは遅かったですが、
相変わらず、
自伝や伝記を中心に読んでおりました😌
そのなかで、特に印象的で、
どうしても今年中にブログに書いて、
記録に残しておきたいな、と思ったのが
こちらの
「われらが古本大学」
すみません・・・、今まで知らなかったんです。
天牛書店さん。
有名な古本屋さんなんですね🙇
この天牛書店さんに出会ったのは
Amazonでのお買い物でした。
実は10年以上、
「欲しいなぁ~」と思っていた本がありまして。
定期的に思い出しては、検索していたんですが、
「ちょっと高いなぁ😓」と思って、
どうしても踏ん切りがつかず、
いつも「また今度」って思っていたんです。
こちらの本↓
![]() |
Lefkara Lace Embroidery: Historical Development - Designs - Technique 中古価格 |
レフカラレースに関する本です。
レフカラレースは500年以上も母から娘へと
伝えられてきた、村の伝統刺繍です。
この刺繍の起源は、15世紀~16世紀と言われています。
当時、この地を支配していたのはヴェネチア。
保養地として人気があり、
レフカラ村に訪れたヴェネチアの貴族から
刺繍の技法やデザインを取り入れたそうです。
ヴェネチアからの影響と、
古代ギリシャやビザンチンを連想させる幾何学模様が、
絶妙に融合された大変美しい刺繍です。
レオナルド・ダ・ヴィンチも、
この村を訪れた際、レフカラレースに魅了され、
ミラノ大聖堂の祭壇布として、
大きなレフカラレースのテーブルクロスを
持ち帰ったそうです。
「最後の晩餐」に描かれたテーブルクロスも、
レフカラレースだと言われています。
2009年にはユネスコ無形文化遺産に登録されました。
そんなレフカラレースに憧れて、
この本が欲しいと思っていたんです。
で、なぜ今回は購入したかというと、
Netflixでキプロスが舞台の映画を見たのが始まりです😁
「ファインド・ミー・フォーリング」
この映画、キプロスを舞台とした
大人のラブコメって感じなんですが、
なんと!
ハリー・コニックJr!
え??
ラッセル・クロウ??😵
わたしの記憶の中では、
このハリー・コニックJrで止まっていたので、
びっくりです!
ハリー・コニックJrについて、
夫と「懐かしいねぇ」と盛り上がっていたところ、
それを聞いていた高校生の娘が、
若いころのハリー・コニックJrより
今のハリー・コニックJrの方が
カッコいいって、ボソっと言ったんです😎
(普段はあまり、誰がカッコいいとかって
言わないタイプの娘が、
今のハリー・コニックJrがかっこいいと言ったのが
結構意外でびっくりしました。
娘はイケオジが好みなのかしら?💓)
と、ハリー・コニックJrに
驚きつつ、
あ~、キプロス、キレイだなぁ!
↓
キプロスと言えばレフカラレース!
↓
あのレフカラレースの本、見たいなぁ!
と思い出したんです。
そして検索したところ、
いつもチェックしていた手芸屋さんでは
売り切れで・・・。
焦る💦
色々探していたら、
結局Amazonにありました😆
で、
またまた話はそれちゃうんですが、
少し前に、
素敵なアンティークのネックレスを
見つけたんです💖
でも迷っているうちに買い逃しちゃって😭
それがかなり悔しかったんですよね💨
しばらくの間、そのことで頭がいっぱいで、
家族にも、買っておけばよかったのに、と
言われ、ますます落ち込みました😥
その直後だったので、
やっぱり欲しいものは、
ちゃんと即決しよう!
と思い、
今回はAmazonで即決!
ポチッ😊
その後、すぐに本が到着したんですが、
いつもAmazonで購入した本が届くときと、
何かちょっと雰囲気が違ったんですよね、
箱の感じから。
ドキドキしながら箱を開けてみると、
・
・
・
・
・
包装紙で包まれてる~💘
なんかジーンときちゃいました😌
自分でポチっとしたんですけど、
プレゼントが届いたみたいで💓
ん??
もしかして、初めてかも??
包装された本のプレゼントって、
もらったことないかも~!!!
今まで、
家族や友達から
本をもらうことはあっても、
包装されていたことはなかったかも。
自分で買う時は、カバーをしてもらうか、
袋に入れてもらっているし。
学生の頃、
本屋さんのアルバイトで、
絵本を数回包装したことはあるのですが、
うん、
やっぱり自分がもらったことはない!
初めてですっ!!
嬉しいっ💃💖
しかも、レフカラレースの本もすごくいい~!
ステッチがよくわかる写真がたくさんあります。
わたしは、
このようなステッチは、できないのですが、
何時間でも眺めていたいような、
ため息のでるような美しさ。
針と糸だけで、
こんなに美しいものが生まれるんだなぁ💓
この刺繍している雰囲気も
村の様子も、
すごくいいですよね~。
こんなふうに手元に届いたこの本とは、
きっと何か縁があるに違いない!
と、思っています。
本には栞も入っていました。
普段は、Amazonで購入した本の
発送元をじっくり見ることはないのですが、
今回は、どうしても気になって、
天牛書店さんってどんな本屋さんなんだろうと
すごく興味を持ちました。
オンラインショップを見たのですが、
老舗の古本屋さんと知り、
あ~、そうだったのかぁ、と。
そして、
創業者の天牛新一郎さんの本があることを知り、
さっそく読んでみました。
天牛さんが94歳の時、
大阪府立文化センターで行われた、
「なにわ塾」での講話をもとに、
書かれた本です。
昭和61年の講話です!
生い立ちから、
15歳で露天の古本屋を始めた経緯、
その後の発展と、
戦災での店舗焼失、
そして復活。
八十年にわたって続けてこられた
天牛書店についての歴史を、
5回に渡って、お話されています。
コーディネーターの肥田先生との
会話形式なので、
その会場で、直接天牛さんのお話を
聞いているような感じで、
あっという間に読みました。
「・・・十銭に買うてもうた本は一割引きの九銭でちょうだいする、それを実行いたしました。それが非常にお客さんのお気に入ったとみえまして、どんどんとはやるようになりまして・・・」
と、高く買って安く売るを一生懸命に実行され、
「天牛に行けば何でもある」といわれた、
大阪一の本屋さん。
織田作之助の『夫婦善哉』に天牛書店の名が出たり、
若き日の長谷川幸延は、「われらが古本大学」と呼び
通い詰めていたそうで、
この本の「われらが古本大学」という題名は、
長谷川幸延からきているんですね。
長谷川幸延に限らず、多くの人が、
この天牛書店の本で学び、またその本を
買ってもらうことで、次の本を買うお金ができる。
良い本も人も集まったんだろうなぁ。
94年の生涯を振り返っているのですが、
人名、年代、出来事がスラスラと出てきて、
すごい記憶力なんだなぁと、
驚きました!
天牛さんの人生でもあり、
戦前からの大阪の古書業界の
歴史書でもあります。
天牛さんが創業してから、
すでに100年以上が経つわけですが、
このような伝説の本屋さんから、
ずっと欲しかった本を
購入できたことが、
今年一番のラッキーな出来事でした😍
大阪のお店にも行ってみたいです!!
0 件のコメント:
コメントを投稿