「子どもが生まれる順番の神秘」
シュタイナー教育
カール・ケーニッヒ著
そのだ としこ訳
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この本では、生まれ順や、兄弟姉妹の構成による、
それぞれの特性が書かれています。
読みながら、自分や周りの人にも当てはめて、
「あ~、なるほど~🙋」
「あ~、確かに~👀」
と、うなずきながら読みました。
印象的だった部分を紹介します。
研究を重ねるにつれて明らかになってきているのは、人の知力や能力の度合いや、本能も気性も性格も、家族のどの位置にいるかによって定まるものではない、ということです。こういった特質は、全くと言っていいほど、本人のパーソナリティーによって決まっています。そのうちの一部は遺伝からきているし、この世で生まれでる前に誰もが経てきた経験の結果です。
一方、家族構成の在り方は、人の「社会面」のふるまいを形づくります。その人が他の人々に対してどんなふうに反応するかを規定するのです。どのようにして人と友達になれるのか、または、なれないのか。どのようにして他社と共通性を見つけ、仲間になれるのか。夫や妻を選択するときでさえも、家族の中のどの位置にいるのかが深くかかわっています。
「子どもが生まれる順番の神秘」より参照
とあり、家族構成に関係するのは、
人の「社会面」のふるまい
に関する部分だそうです。
この点をできる限りはっきりさせておきたいと思います。家族構成の中での位置は単なる偶然の結果ではなく、まったくその逆です。私たちひとりひとりにとって、出生順序は、運命により割り当てられた人生計画にしたがって選ばれたものだと言えましょう。ある人物を家族の第一子に、この人物を第二子に、第三子に、という具合に、前もって整えられた順番です。このように決まった順序がその所有者の社会性を形成します。つまり、ひとりひとりの内なる性質は、運命によるそれぞれの割当に適合するように、きちんと用意されているのです。
「子どもが生まれる順番の神秘」より参照
生まれ順は、偶然ではないんですね👀
人間をめぐる三つのタイプは、その人の社会的な宿命をあらわしているといえるでしょう。第一子は過去を守り、第二子は現在に生きて、未来を準備するのが、第三子です。過去を守る人は統治者です。現在を生きるこどもは芸術家です。未来を準備する人はすべての理屈を超越しています。人生の偉大なる巻物をつくるためには、この三人のうち、ひとりとして欠かすことはできません。
「子どもが生まれる順番の神秘」より参照
と、第三子までの特徴が書かれています。
そして、第三子以降については、次のように説明されています。
四番目、五番目、六番目の子どもは、一番目、二番目、三番目のこどもと基本的な傾向を同じように繰り返し、七番目、八番目、九番目も、また、同じ傾向をたどります。
「子どもが生まれる順番の神秘」より参照
第三子までのパターンが繰り返されていきます。
第一子が第二子の役目を負わされたり、または、兄の死によって第二子が第一子の役目を負わされたような時には、不調和が起こります。このことからもわかりますように、出生順序の混乱は社会性の領域における、心理的、精神的混乱の原因となります。第三子が第三子のままでいられれば、そして、第二子が二番目でいられる限り、すべてがうまくいきます。
「子どもが生まれる順番の神秘」より参照
第一子であることが、ひとりっ子であることが、第二子や第三子であることが、その人の誕生から死に至るまでの一生を通してのその人なりの課題を意味しています。
「子どもが生まれる順番の神秘」より参照
思った以上に生まれ順というのは、
大きな意味があるようです。
また、第一子と第二子については、天地創造に描かれている、
カインとアベルが、
その原型としています。
(カインとアベルの箇所も、とても面白いので、是非読んでみてほしいです。)
そして、フロイトとアドラーの関係にも、
生まれ順による影響が・・・。
おぉぉぉぉぉーーー。
フロイトとアドラー👀
そんなことがあったとは。
本書のなかで紹介されている『Over the Bridge』という本は、日本語版がないのが残念ですが、カインとアベルの関係を理解するのに役立つそうです。
とあります。
うーん、読んでみたいですね。
この他にも、それぞれ生まれ順と兄弟姉妹の構成によって、どのような特徴があるのが、詳しく書かれています。
自分のところは、
かなりドキっとしました。
自分自身や周りの人との関わり方の、参考にしたいと思います。
人々が起こすたくさんの喧嘩も、もし争いの当事者たちがこういった事実を知ってさえいれば、もっとすみやかに和解できるでしょうに。第一子として生まれた先生が第二子として生まれた生徒たちの人生を苦悩に満ちたものにしてしまうことも希ではありません。そもそも、最初から持ち合わせてもいない人間に義務感を期待するからです。
「子どもが生まれる順番の神秘」より参照
この果てしなき闘争のまさに典型的なものが、ジークムント・フロイトとアルフレード・アードラーの仲たがいです。十年というもの、この二人はたいそう仲睦まじかったのですが、第一子であるフロイトの権威的態度が、少しずつ、第二子であったアードラーののんきな性格とあわなくなりました。
「子どもが生まれる順番の神秘」より参照
おぉぉぉぉぉーーー。
フロイトとアドラー👀
そんなことがあったとは。
本書のなかで紹介されている『Over the Bridge』という本は、日本語版がないのが残念ですが、カインとアベルの関係を理解するのに役立つそうです。
『Over the Bridge』はアダムとイヴ、そしてカインとアベルの現代版のお話だったのです。そしてこの物語を書いたのはアベルです。なぜならリチャード・リーチは第二子であり、自分のこども時代の経験や冒険を思い起して綴ったものだからです。それを証明しようとすれば、この本の最初から最後までを引用しなくてはなりませんが、すべての人にこの本を読んでいただきたいと思います。この本ほど、私たちの霊や魂に息づく祖先たちの相も変わらぬ行為について教えてくれるのもは、他には見当たらないのではないでしょうか。現代のカインとアベルのイメージをこれほどはっきりと描ききったものは、おそらく、ないでしょう。
「子どもが生まれる順番の神秘」より参照
とあります。
うーん、読んでみたいですね。
この他にも、それぞれ生まれ順と兄弟姉妹の構成によって、どのような特徴があるのが、詳しく書かれています。
自分のところは、
かなりドキっとしました。
自分自身や周りの人との関わり方の、参考にしたいと思います。
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