「Viva!公務員」
2015年イタリア
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新品価格 |
小さい頃から、安定した公務員に憧れていた主人公のケッコ・ザローネ。
念願叶って、現在は勤続15年のベテラン公務員。
両親と同居の38歳、独身。
完璧に身の回りのお世話とお料理をしてくれるママ。
生活費を出してくれるパパ。
そして美人で尽くしてくれる彼女。
全てを手に入れたケッコに神々も嫉妬した⁈
ある日、突然リストラの対象に!
早期退職の書類にサインを迫るリストラ部長のシロー二女史。
どんなに退職金の上乗せを提示されても、
僻地への転勤を命じられても、
決して公務員を辞めないケッコ。
ケッコは公務員の地位にしがみつく!
こんな特権だらけの公務員、絶対辞めてたまるか!
と、いうストーリーなんですが、
テンポが速くて、あっという間の90分でした。
ケッコのダメ男っぷりが、最高👍
個人的には、自宅から勤務先へ自転車で出勤してるシーンがツボでした😂
(一瞬なので、お見逃しなく!チャンスは2回!)
そして、どの勤務地でも楽しんじゃうケッコに脱帽😁
ダメ男なのか、ピュアなのか?
観ているうちに、だんだん親近感が湧いてきて、
あ、これがイタリア男の魔力なのか!
と思いました。
この映画を観た日、
本当は、別のイタリア映画で、「いつだってやめられる」を
観る予定でした。
ずっと観たかった映画で、
少し前からAmazonプライムで観れるようになっていたんです😍
「いつだってやめられる」は三部作。
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三作一気に観ようと、朝から楽しみにしていました。
そして、いざ観ようとした、その瞬間!
「関連タイトル」
のところで、燦然と輝く
「Viva!公務員」
えー、今?
このタイミング??
と、私はうろたえました。
観ないうちから
完全に私好みの映画
だと確信したからです。
きっと、
完璧な婚約者がいるのに、
結婚式直前で運命の人に出会ってしまった時って、
こんな気持ちなんだろうな、と思いました。
どうにもこらえられず、「Viva!公務員」を観ました。
大正解でした!
久しぶりに大笑いして、明るい気分になれました💃
そして、そのあと、
「いつだってやめられる」の一作目、
「いつだってやめられる 7人の危ない教授たち」を観ました。
超高速回転のイタリア語。
どこか浮世離れした教授たち。
こちらも面白いんです。
でも、
なんだかこの映画に入り込めない・・・。
頭の中で、
「Viva!公務員」のケッコが歌う、
”昔のイタリア共和国を僕らは決して忘れない~𝅘𝅥𝅮𝆕
昔のイタリア共和国を君は知っているかい?~𝅘𝅥𝅮𝆕”
という歌が離れない。
もうちょっと「Viva!公務員」が抜けてから、
「いつだってやめられる」を、
もう一度観ようと思います。
ところで、この「Viva!公務員」というタイトル。
原題は「Quo Vado?」で、
「どこへ行くの?」という意味なのだそうですが、
もしそのまま「どこへ行くの?」という日本語タイトル
だったら、私は観なかったかもしれないなぁと。
このタイトルもポスターも、日本版、最高です!
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