「キッチンの悪魔ー三つ星を超えた男」
マルコ・ピエール・ホワイト
ジェームズ・スティーン
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ココ・シャネルや、さかなクンのように、休日を必要としない人。
マルコ・ピエール・ホワイト。
イギリス人で初めてミシュラン三つ星を獲得したフレンチシェフ。
33歳、史上最年少での獲得。
そして、わずか5年で星を返上。
ワイルドな天才シェフの自伝。(共著者のジェームズ・スティーンが書いています)
このところ、ずっとアンソニー・ボーデインの本を読んでいました。
歯に衣着せぬ物言いのアンソニーが「世界を食いつくせ!キッチン・コンフィデンシャル・ワールド・エディション」のなかで、
マルコ・ピエール・ホワイトだけは、
「私のヒーローだ」と言っています。
なぜならば・・・、
その一、彼の料理が画期的だった――大胆なまでにレトロ(たとえば、豚足を使った料理)で、フランス料理を堂々ととりいれた(相手の土俵で勝負し、みごとに勝ちを収めた)。彼の料理は(昔もいまも)独創的で、見た目が美しく、信頼のおける筋から聞くところによれば、すべて美味だという。
その二、気に入らない客を店から追い出したこと――これを聞いて、世界中のシェフは喜びに身を震わせた。
その三――私にとってもっとも重要なもの――は、彼の料理書の著者近影が唯一、私の知っているシェフらしい風貌――やつれていて、カリカリしていて、だらしない――であること。調理場で煙草を吸っているマルコの写真は人をあっと驚かせた。世界中いたるところで、大勢のシェフが「俺だけじゃない!俺のようなやつがほかにもいたんだ!」と叫んだことだろう(ただし、マルコ・ピエール・ホワイトと同じくらい料理の腕があるという意味ではさらさらない。ただ、キッチンで煙草を吸うというだけの話)。
「世界を食いつくせ!キッチン・コンフィデンシャル・ワールド・エディション」より参照
と、表現しています。
マルコ・ピエール・ホワイトと、彼のもとで修業したゴードン・ラムゼイには、アンソニーも尊敬の念を隠さなかったのです。
ジェイミー・オリヴァーには、思いっきり辛口でしたけどね😱
早速、図書館で借りてきて読みました。
仕事中毒で、完璧主義で、気に入らないお客さんは、誰であろうと追い返す。
この方も、とってもロック。
表紙の写真、すごく好きです。
痺れました。
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