2021年2月5日金曜日

「バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌」

 


「バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌」

川内 有緒

バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌

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ユネスコの無形文化遺産に登録されているバングラデシュのバウル。

バウルとは、

ーバングラデシュとインドの西ベンガルの農村部に暮らす神秘的な吟遊詩人たちです。(中略)村落の近くに暮らすか、村から村へと放浪しますー


ーシンプルな一弦琴のエクラータと、ドゥブギと呼ばれる太鼓を従えた歌を歌うことで生計を立てています。(中略)彼らは、いかなる既成宗教やカースト制、特別な神々、寺院・聖域にも属さないと言われています(後略)ー

「バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌」より参照


バングラデシュでも、バウルについて詳しく知る人が少なかったり、

探し求めて旅をしても会えないこともある、

といわれているなか、

川内さんが、このバウルを探しに行った旅の記録です。


なんの手がかりもないなかで、川内さんの「バウル」というキーワードだけで、次々と色々な人に出会い、紹介され、バウルに行き着いてしまう、その不思議さもこの本の面白さだと思います。

まさに「六次の隔たり説」。

シックス・ディグリーという学説によれば、人は六人の人間を介せば、世界中の誰とでも間接的につながっているらしい(「六次の隔たり説」とも言う)。ざっくりと表現するならば、「世界はとても狭い」ということだ。

 「バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌」より参照


これを地で行く旅でした。

それにしても、バングラデシュの美空ひばりのような人に会えたり、

バウルの祭りに行けたり、

川内さん、めちゃくちゃ運が良い!

もう、

すごいんですよ💓

読んでるだけで、

私の運も上がりそうです😆


バングラデシュに行ってからは、川内さんと、写真家の中川さん、通訳のアラムさんの

3人でバウルを探します。

川内さんの本は、一緒に会話をしているような感覚になるので、

まるで私もその場にいるような気持ちで、読んでいました。


また、この旅に出る前、

川内さんは国連の職員として働いていたのに、

なぜ辞めてしまったのか、

どんな想いで国連で仕事をし、

心に矛盾を抱えていたのか、という、川内さん自身の話も、

とても共感することができました。


そして、アラムさんの「最後のお願い」、

感激ですよ~😍😍😍


本を読む私も、思わず、

うん、うん、と頷いてしまいました😌😌😌


私が今回読んだ、「バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌」は、2013年に幻冬舎から出版された本です。


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その後、2015年の文庫本。

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そして、2020年に「バウルを探して<完全版>」が三輪舎より出版されています。

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同じ本で、三回も出版されているのです。

完全版について、詳しくはこちら↓に書かれています。


中川さんが、バングラデシュで撮った写真、すごく見たいです。


川内有緒さんを知ったのは、Instagramで、「パリの国連で夢を食う。」を紹介されている方の投稿を読んだことがきっかけです。

もう、どストライク👍

そんなに面白い本があるんだーー!と、すぐに、図書館で借りて読み始めました。

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その後は「パリでメシを食う。」も。

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そして、今回の「バウルを探して」に辿り着きました。

どの本も面白いんです💘

なんだろう、川内さん、
ちょっと少年のような感じがするんですよね😍


何かの記事で、

「生まれ変わったら冒険家になりたい」って書いてあったのですが、

川内さん、もうすでに根っからの冒険家だと思います😁

特にこの本は、川内さんの冒険力全開の一冊です!


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